ティムタム食べない

文化系ミーハーニートちゃんの愛おしいまいにちを記録していく(フィリピン留学中、ワーホリ予定)

じぶんの街で暮らすということ

こんばんは。最近わたしは、いえの近くのカフェでアルバイトをはじめました。

飲食店でのアルバイトは学生時代にスタバ→エスニック料理店→パン屋とそれなりに経験はあるけれど、OL生活3年間で体はなまるし勘も鈍るしで全然動けない!今日も早速グラスを割ってしまった…しゅん… でもひさしぶりに体を動かして汗かく感じが超楽しい。がんばりまーす!

地元で“生活”している感覚、ありますか?

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実は、会社を辞めたら家の近くで働いてみたいということは、ずっと前から考えていました。

別にそれが何か、って思う人が多いかもしれないのだけど、わたしの場合ずいぶん大きいことで。

わたしは東京都のちょうど真ん中ぐらい、23区の外れの外れに住んでいて、小学校から大学まで、電車で1時間くらいかけて都心の学校に通っていました。会社ももちろんそう。

だから地元に友達なんてひとりもいないし、平日は朝家を出て駅まで歩いて、夜学校や会社を終えて商店も全部閉まったような時間に駅から家まで帰る…という毎日の繰り返し。たまにコンビニに寄って帰るくらい。休みの日だって、友達と会うとか、ご飯でも行こうかってなったら電車で新宿なり渋谷なりに出ることになるんだよね。服を買うのも、映画観るのも、ちょっと本を買うにも電車に乗らなきゃいけない。

東京ってすごく便利だけど、じぶんが住んでる街じゃ何も完結できない。「ベッドタウン」っていうけど本当にその通りで、毎日毎日ただ寝に帰ってるだけ。生活している感覚が全く無かった。家族が好きだから家は好き。だけど自分が20年以上も住んでいるこの街はわたしの生活圏ではなくて、帰属意識も地元意識も無いことに気づいたのです。

「地域」で起きていること

話はちょぴっと変わりまして、わたしは日本の地域活性にとても興味があって、去年一昨年は、日本全国のいろいろな「過疎」地域に勉強に行きました。 将来もそういう「地域」に関わることを仕事にしていけたらとても幸せだと思っていて、それで診断士の資格をとったし、今してる勉強もその延長線上でチャレンジしてます、実は。

中でも群馬県みなかみ町の「藤原」という集落と、秋田県大館市では、地域イノベーター留学というプログラムに参加しました。これは東京の社会人が地域の若者と一緒になって、数ヶ月かけて地域の課題と向き合い、解決に向けた提言を行うというものです。

※地域活性に興味があったり将来地方移住を考えているけど、入り口が分からない…という東京人にはとってもオススメです!今年も募集あるのかな…?

で、やっぱり過疎地域なので、中心市街地がシャッター商店街になってしまった、とか、ついに小学校が閉校の危機だとか、目に見える具体的な問題が山積しているわけです。小学校が無くなって困るのは若い家族だけじゃなくて、その事実が地域の人に与えるダメージは大きい。ゆっくりと、でも確実に弱っていっていずれ死ぬのを待つように、絶望感や閉塞感がじわじわと村を侵食していく、そういう状況が日本各地で当たり前に起こっているということが、東京生まれ東京育ちのわたしにはもの凄く衝撃的だった。

じゃあどうやったら若い人が地元に留まってくれるのかとか、家族でUターンしてくれるのかとか、そういうことを考えました。地元の人が街に愛着を持つにはどうすればいいんだろうとか、住んでる人が「ここに住んでることが楽しい」と思えるようになるといいよね!とか、とかとか。

わたしに起きていること

そして、だけど、強い違和感を持った。あれ…?でもそんな偉そうなことを言っているわたしって、東京の若者って、じぶんの住んでる街に愛着持ってるの…?地元のおまつりや地域活動に参加しないどころか、地元じゃほとんどお金を落とさない、人間関係のひとつも築いていないわたしが、地域の若者に「自分の地域に誇りを持てるように…」なんて、そんなことを言っていいんだろうか。

もともと「地域」に関わる仕事がしたいと考えていたけど、それは「地域活性化コンサル」みたいな言わば「風の人」として東京を拠点にいろんな地域のいろいろなプロジェクトに顔を出すようなタイプの働き方ではなくて、ひとつの地域に暮らしながら地域の人と一緒に走っていくような仕事の仕方を格好いいなあと憧れていました。わたしが藤原や大館で出会った格好いい大人たちはみんなそうやって自分が住む街や村と一緒に生きてたから。ワーホリに行くことを具体的に考える前だったので、家族には反対されるだろうなあと思いつつも、地域おこし協力隊などの制度を利用して、どこかの地域に数年間根を張ってみるのもいいなと考えているところでした。

でも、違う。  

気づいたら、わたしの最寄り駅から続く商店街の、花屋さんも、ケーキ屋さんも、酒屋さんも、お肉屋さんも、お米屋さんも、ビデオ屋さんも、ぜーんぶ、無くなってしまっていたのでした。何も、過疎地域のシャッター商店街だけで起きてる話じゃなかった。自分が小さい頃から毎日通る商店街のお店が1軒ずつ無くなってしまうのは、とても寂しいと思った。でも、はたしてわたしはこれらのお店で買い物をしたことがあるかというと…うーん…無いかも…

「地域」を考えるときに、まずわたしがとるべき最初のアクションが分かった気がしました。わたしもまず、じぶんが生まれたじぶんの街で、ちゃんと“生活”してみなきゃって思ったんです。 

じぶんの街でくらしてみる

そんなわけで、この5ヶ月の無職期間、家のすぐ近くでアルバイトをして、帰って来る途中に買い物をして、家で勉強して、という生活を送ることにとてもワクワクしています。この街の空気を吸って、街の人とコミュニケーションを取って、自分の手で人間関係を築くのだ。こんなあたりまえのことなのに、今までやったこと無かった。

本当〜に何もないところだけど、晴れた日の昼間に歩いていると、意外と空が広くて気持ちいいなと思います。

今日の1曲:前野健太「東京の空」


東京の空 / 前野健太 with おとぎ話

と、いうわけで、今日の1曲はくるり「街」…にしようかとおもったけどくるりはこの間「ハイウェイ」を貼ったばかりなので、前野健太の「東京の空」にしました。

マエケンは入間出身のようだけど、たぶん同じまなざしで東京の空をみてるんだろうなあって思っていて、数ある「東京」系の歌の中でもわたしにとってもの凄く沁みる。にしてもマエケンの声のこの夕方になりかけの情景が目に浮かぶ哀愁はなんだろうか…。

エレカシの同名「東京の空」は曲的には大好きだしこのライブ映像本っ当に鳥肌立つから長いけど是非見て欲しいんだけど、共感するかっていうと…宮本の葛藤が深すぎてちょっとステージが違う気がする。笑

きのこ帝国の「東京」は、佐藤が岩手出身なのでわたしたちとは東京をみるまなざしが完全に違う。くるりの(このライブバージョンめっちゃいい)も。京都の君と過ごした時間を思いながら東京で生きてく覚悟を決めるっていう。地方出身者が描く「東京」に気持ちを重ねられないのがちょっと寂しいなあ…と思います。

ってあれ、今日の1曲って言いながら結局4曲紹介してしまった( ՞ਊ՞)笑

 

オレらは肉の歩く朝

オレらは肉の歩く朝

 

 

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